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中国史について社内ニートが勉強している個人用ブログ

諸子百家

儒家

重要人物→孔子

周王朝時代の礼楽文化の実現を目指す

墨家の博愛主義とは違い、階級的な区別を重んじる

仁→人間が2人いた場合に存在する決まりごとのこと

孝悌→家族道徳。父子、兄弟間の偏務的な道徳

 

墨家

重要人物→墨子

士農工商出身の墨子が唱えた博愛主義の精神。

 

【Tips】水銀と不老不死【Tips】水銀と不老不死

 【目次】

 

秦の始皇帝は不老不死になりたくて水銀を服用していた。

実際には"錬丹術"のうち"外丹術"にふくまれる霊薬の服用。

この霊薬の原材料が辰砂(水銀の原料となる鉱物)となる。

服用していた他にも、墳墓に水銀で川や海を作っていたとされており、実際に水銀が蒸発した形跡を確認できている。


なぜ水銀が不老不死か

  • 辰砂の色が赤褐色 = 血液を連想させるから
  • 辰砂を加熱→硫化水素→水銀 水銀に硫黄を反応→辰砂 となる循環に永遠性を見出したため


水銀を不老不死と扱う別の分化

錬金術での"賢者の石"がこれにあたる。

錬金術での三要素が"水銀""硫黄""塩"

ただし、賢者の石には複数の説があり

 

・不老不死の石(≒エリクサー)

・卑金属を貴金属に変える触媒

 

錬金術の本来の目的を考慮すれば後者の"卑金属を貴金属に変える触媒"のほうが正しいと思われる。

ちなみに水銀を使って金メッキを作ることは可能


錬丹術と錬金術の関係

※現在不明瞭

インドの錬金術:紀元前1000年~紀元前500年ほど

中国の錬丹術:紀元前700年~紀元前200年ほど

 

両地点では交流があったとの記述あり(ソース未確認)

ただし、錬丹術と錬金術は酷似しているが目的が別である。(錬丹術は不老不死、錬金術は卑金属から貴金属の生成)


詳細に書かれている書物

『抱朴子』内篇の「金丹篇」